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2013年9月27日金曜日

WordPress のバージョンと日本語版の関係

WordPress 日本語版

WordPress では WordPress.org から通称「本家版」といわれるファイルをダウンロードできますが、WordPress日本語ローカルサイト(ja.wordpress.org)では日本語言語リソースや、マルチバイト文字の取り扱いに関する不具合を解消するためのプラグインが同梱された、「WordPress 日本語版」が提供されています。
日本語版には、管理画面や設定ファイルの日本語化や日本語特有の不具合を解消するためのファイルが追加されているため、特別な理由がない限りこちらを利用しましょう。
本家版と日本語版の違いは(ja.wordpress.org/about-wp-jp)には以下のように記載されています。
オリジナル英語版(本家版)と日本語版との違い
オリジナル英語版と異なるのは以下のみです。

  • 日本語リソースの同梱
  • マルチバイト文字の取り扱いに関する不具合の累積的修正と強化を行うWP Multibyte Patch プラグインを同梱
  • 言語設定で日本語 (ja) を設定
  • 現地時刻の初期値を日本標準時(+9)に変更
  • フィード言語設定を「en」から「ja」に変更
  • インストーラファイルの翻訳
  • 国際化版デフォルトテーマとその日本語リソースの同梱
  • デフォルトプラグインの説明書きの翻訳
  • 日本語リソースでは翻訳できないエラーメッセージの翻訳
  • readme.html の翻訳

WordPress のバージョン

WordPress は約半年、または半年以内でメジャーアップデートが繰り返されています。現時点では3.5や3.6のように小数点以下一桁目がメジャーバージョンアップを示し、3.6.1や3.6.2などのようにその下の処す雨天第二位がバグフィックスを示すという、命名の規則に従ってつけられています。日本語版も本家版の追従する形で早いタイミングでバージョンアップされています。
WordPress のメージャーバージョンアップデートには機能の追加とバグフィックス、セキュリティーフィックスが同時に含まれています。このため、WordPressではセキュリティーホールを塞ぐ意味でも、速やかに最新バージョンにアップデートする必要があります。
実稼働サイトのアップデートには事前の検証作業が大切ですが、最近のWordPressは下位互換に注意が払われていますので、多くの場合は問題が起きないように配慮されています。
現在のWordPressには、ユーザー操作、それもワンクリックで簡単に日本語の最新バージョンにアップデートできる機能が備わっています。
アップデート時の注意点は本家版がアップデートされて日本語版がアップデートされるまでの数日間」は管理画面で本家版(英語版)にアップデートされるボタンが表示されますが、日本語版のアップデートの表示が出るまで、アップデートしないようにしてください。

日本語ドキュメント

日本語のドキュメントはWordPress Codex 日本語版から得ることが出来ます。WordPress Codex を有志が翻訳し、日本語圏特有の追加情報も掲載されているサイトです。
WordPress Codex は、WordPress の公式オンラインマニュアルであり、WordPress の百科事典を目指しています。 WordPress はオープンソースであるが故、開発者から一方的に提供されるドキュメントがありませんので、世界中の WordPress ユーザによって、進化し続ける WordPress に合わせてノウハウを蓄積し、マニュアルとして共有できるよう、日々執筆・更新が続けられています。

WordPress Codex 日本語版は、WordPress Codex(英語版)の和訳や、日本語ユーザ向けのノウハウ・資料などの情報を蓄積・整理し、日本語ユーザで共有しています。WordPress Codex 日本語版で書き起こした内容を英語版に反映したりもしています。 WordPress の進化はとても早く、書籍やウェブ上の検索で見つかる使い方の説明やリファレンス、カスタマイズ、プラグイン情報などは、バージョンが違うとそのままでは使えなかったり、機能が既に本体に組み込まれていたりといったことがよくあります。共同で Codex に整理して更新していくことにより、誰でも見つけやすく、最新バージョンに合った資料をまとめて読むことができます。

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