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2013年9月30日月曜日

レンタルサーバーの試用期間

試用期間にレンタルサーバーを操作して比較しよう

レンタルサーバーによっては、契約前に無料のお試しサービスを行っているところがあります。例えば、共有するサーバーの定員が多すぎて、アクセス数によっては閲覧に時間がかかってしまうことがあります。すべての時間帯ではないにしても、夜になると利用者が増えて、トラフィックの負荷から渋滞状態がおこりやすいといったこともあります。
また、WordPressの場合は、Webサーバーには問題がなくてもMySQLサーバーの反応がわるくなっても動的コンテンツの作成に時間を要するので、表示に手間取ります。
マルチサイト(複数サイト)を利用する場合でも「htaccess」ファイルの作成が必要ですが、レンタルサーバーの契約事項で禁止されてる場合もあります。
 レンタルサーバーのパフォーマンスや、利用者にどこまで権限を与えるかは、そのレンタルサーバー業者の方向性によって様々ですし、価格が高ければ出来るという訳でもありません。この件に関しては、すべてを整理してメールで問い合わせるか、実際に試してみることでしょう。
Webサーバーの速度は体感してみなければわからない
Webサーバーのパフォーマンスは大変重要な判断要素ではありますが、この問題は結局のところは体感してみなければわかりません。
この確認こそが一番大事な確認事項なのです。 WordPress の場合は動的にコンテンツを生成するので最悪の場合、サイトが表示されない事態が予想されます。

無料のお試し期間を利用して確認するようにしましょう。

2013年9月29日日曜日

レンタルサーバーの選択ポイント

レンタルサーバーの基本的な選択ポイント

クリエーターとしてWordPressのコンテンツの運営に注力できるように、レンタルサーバーなどのホスティングサービスを利用してみましょう。 レンタルサーバーを選ぶポイントはいくつかありますが、最も重要なのは WordPress がきちんと動作するかということです。
PHP バージョン 5.2.4以上
Hypertext Preprocessor PHP は、動的にWebページを生成するWebサーバーの拡張機能のひとつであり、プログラミング言語の名称です。
 WordPress 3.2以降、現在の3.6.xは「PHP 5.2.4」以上が必須となってますので、万一、PHP 5.2.4以上がレンタルサーバ側でサポートされていないとWordPress3.2以降のものはインストールできないことになります。
WordPressの大きな魅力の1つに、世界中の開発者が提供してくれるプラグインで機能を拡張できることです。PHPのバージョンでそれが規制されてしまうと WordPress の魅力も半減してしまいます。
MySQL バージョン 5.0以上
MySQLはリレーショナルデータベースの一種です。SQL言語で操作するRDBMS(Relational Database Management System)リレーショナルデータベース管理システムで、マルチユーザー、マルチスレッドに対応する、高速かつオープンソースの無償で利用できる高機能なデータベースです。
WordPress 3.2以降、現在の3.6.xは「MySQL 5.0」以上が必須となってますので、PHPと共にMySQLのバージョンも条件に達していないと、そもそも WordPress をインストールすることすら出来ないのです。
文字コード「UTF-8」で運用されているデータベース
WordPressは UTF-8をMySQLのデフォルトの文字コードとしていますので、デフォルト文字コードが「EUC-JP」や「Shift-JIS」などの場合はWordPressの管理画面や出力されるサイトの表示画面で文字化けするトラブルが起こることがありえます。
 できるだけ最初からUTF-8を採用したレンタルサーバを選択するのが賢明でしょう。

レンタルサーバーのさらに便利な選択ポイント

基本の条件は以上ですが、これに加えて押さえておくとWordPressの運用が格段に楽になるポイントをご紹介します。
WordPress ワンクリックインストール機能
レンタルサーバ業者によっては、WordPressのインストールをサポートする機能を無償で提供しているレンタルサーバも数多くあります。
レンタルサーバーの売りとして「簡単にWordPressをはじめられる」ということですが、この「ワンクリックインストール機能」を提供しているということは、ほぼ、PHPとMySQLのバージョンおよび文字コードをクリアしてると言えるでしょう。
業者によって「自動インストール」「簡単インストール」「簡易インストール」と呼び名は様々ですが、この条件でレンタルサーバーを選択すれば自ずから、「Wordpressが設置できるサーバー」と出会えることとなるでしょう。
WordPress 自動アップデート機能に対応してるか
WordPressは常にバージョンアップを繰り返しています。その都度、再インストールを繰り返すのも大変な作業でしょう。
WordPress には標準で自動アップデート機能が含まれています。管理画面内のアップデートのアイコンをクリックするだけでほんの数分であなたの WordPress が最新の日本語バージョンにアップデートされるのです。
そんな便利な機能も、サーバー側の条件が整っていなければ利用できません。 その条件とは、PHPの動作モードです。PHPの動作モードには二種類あって「セーフモード」と「CGIモード」と呼ばれるものです。
WordPressが自動アップデートを行おうとすると「セーフモード」のサーバーはこの動作を「改ざん」とみなし、アップデートを許可しません。したがってPHPが「CGIモード」で運用されたサーバーでなければ、この便利な機能は利用できないのです。
「CGIモード」で運用されていれば「WordPress の自動アップデート機能」のみならず「プラグイン自動アップデート機能」や「テーマ自動アップデート機能」なども利用可能です。

WordPress をCMSとして使う

CMS を使うメリット

WordPress に限らず CMS を使うメリットは、サイトコンテンツの追加・修正が管理画面から誰でも簡単に出来ることです。WordPress ではこのように修正できるサイトコンテンツの単位を「投稿タイプ」と呼んでいます。
WordPress がデフォルトの状態でよく使われる投稿タイプは「投稿」と「固定ページ」です。「投稿」とはブログのように時系列を持つコンテンツを呼びます。また「固定ページ」とは階層構造を持つコンテンツとして利用されるように設計されています。管理画面にそれら「投稿」や「固定ページ」を管理するメニューがあります。

記事や抜粋

それぞれの投稿タイプには複数の「記事」や「抜粋」を持ち、そのタイトルや記事、抜粋のどの情報が実際のサイト上に表示されることになります。
これらの記事を制御するために、WordPress では「テーマ」や「プラグイン」と呼ばれる機能が用意されており、あなた自身のオリジナルのサイトを構築できるようになっています。

ムーバブルタイプとの違い

Movable Type とは WordPress と同様にブログを構築したり、CMSとして人気のあるソフトウェアです。特に日本ではムーバブルタイプで作られたサイトは、個人・法人・団体を問わず多く存在しておりメジャーなブログソフトです。
2006年までは日本国内では圧倒的優位に立っていたMovable Type ですが、2007年からはWordPressが数の上でも逆転しています。これからサイト構築する場合、WordPressかMovable Typeかと聞かれれば断然WordPressでしょう。
Movable Typeとの違いについて簡単に2つの違いを紹介します。

WordPress は動的に記事を公開

実は Movable Type と WordPress の違いはほとんどなくなりました。どちらも優れたブログソフトとして世界中のユーザーから評価されています。 実現できることにほとんど違いはない両者ですが、その実現方法やシステム的な違いはいくつかあります。
WordPress Movable Type
ライセンス 商用でも無償(「GPL」オープンソース・ライセンス) 個人事業、法人、団体での利用は有償(一部機能を削除したMTOS(Movable Type Open Source(ムーバブル・タイプ・オープンソース))はGPLライセンスで提供)
記事の公開方法 動的 静的(動的も可)
開発言語 PHP CGI(Perl)
カスタマイズ テンプレートタグ(PHP) MTタグ
サイトの再構築 不要 静的生成の場合、再構築作業が必要
WordPress Dynamic(動的)
WordPressは動的生成なので、PHPを利用してデータベースから情報を取得してページを生成します。 動的に記事を公開するWordPressはPHPで動作することも手伝って、記事の公開や管理画面の操作がMOvable Type に比べてかなり高速です。特に記事が多くなる場合はWordPressの管理画面の高速さはかなりのメリットになります。
 ページを表示するたびにデータベースを参照し、記事やテンプレートを編集をすると即座に反映されます。しかし、データベースを毎回見にいくため、サイトの規模やアクセス数が大きくなるにつれてサーバーに負荷がかかり、ページの表示が重くなる可能性もあります。しかし昨今のレンタルサーバーは高機能なものがほとんどなので、それほど気にする必要はないのでご安心ください。
MovableType Static(静的)
Movable Typeは基本的に静的生成です。 静的生成とは、データベースの情報をもとに、ファイルとしてページを生成することです。
 Movable Typeの場合は、「再構築」を行うことで、サーバー上にファイルを生成することが可能です。 生成するファイルの拡張子は、デフォルトではhtml形式になっていますが、css, js, xml, php, aspなどテンプレートの出力形式を任意にファイル毎に決めて出力することができます。 ただし、静的生成なので再構築を実行しなければ、ページの変更が反映されません。その仕様上、様々な場面で再構築が必要になり、サイトの規模が多きくなればそれだけ再構築の時間が長くなります。
 一般的な共用サーバーだと、1つのブログに数百件以上の記事を入れると再構築ができなくなる可能性も出てきます。

WordPress はPHPでカスタマイズ

もう1つ重要な要素がカスタマイズの方法です。 WordPress ではPHPを使ってカスタマイズしますが、Movable Type はMTタグという独自のタグを利用してカスタマイズします。
WordPress ではPHPの関数やライブラリをそのままテンプレート内で利用できます。 一方 Movable Type は独自のタグを使うので、PHPと組み合わせるには多少制限があります。ただ、MovableType にはそれを補うくらいの豊富なMTタグが用意されています。
PHPのリソースを利用できるところがWordPressのいちばんのメリットと言えるでしょう。また、これからPHPを学ぶ方にはWordPressの習得とともに効率よくPHPも学んでいけますので、万一WordPressを使わなくなったとしてもPHPの知識は無駄にならないでしょう。

結局、何を選ぶか

多機能なプラットフォームとなるCMSの中から、いかに「自分の目的にあったCMSを選ぶのか」という問題のほうが「WordPress か Movable Typeか」より重要になってきています。
 WordPress はもはや、総合的な情報発信基地として捉えるべきものになっているのですから、WordPress 以外の選択肢として候補にあげるのであれば、Movable Typeなどのいわゆる「ブログソフトウェア」について検討するというよりも、むしろ「Drupal(ドルーパル)」や「Joomla(ジュームラ)」などの、大規模な多機能ポータルサイトをつくることができるソフトウェアについて比較検討した方が、よりふさわしいといえます。

WordPress のためのドメインとレンタルサーバー

WordPressをインストールするための場所と、その場所を公開するための住所が必要となります。インストールするための物理的な場所がレンタルサーバーであり、公開するための住所がドメーインネームなのです。

ドメイン

ドメイン(Domain)は、インターネットの正式な住所であるIPアドレスに紐付けられたWebサイトの名称とも言えるものです。このドメインが、あなたのサイトのURLのもととなります。
ドメイン取得に関する注意事項
ブラウザーで「ドメイン取得」を検索してみるとドメイン取得代行業者が数多く出てきますが、例えば「xxxx.com」のようなcomドメインなどはキャンペーン価格(初年度のみ)300円くらいから3,000円くらいまで値段はまちまちです。レンタルサーバー業者の中には、サーバースペースを貸し出すだけではなく、ドメイン名の取得代行を行っている業者もあります。
また、レンタルサーバーの契約の中には、独自にドメインを取得しなくとも用意されたサブドメインを利用できるものもあります。このようなサブドメインを利用すればドメイン取得・維持費は必要なくなります。しかし、注意しなければならないのが、用意されたサブドメインを利用する場合はレンタルサーバー業者を変えると、その業者で利用していたサブドメインは使用できなくなりますので、レンタルサーバー業者を変えるとURLが変わることになりますので、注意が必要です。

Webサーバー

Webサーバーは、WordPressというアプリケーションを設置し操作する場所のことです。FTPでファイルをアップロードする「FTPサーバー」や「WWWサーバー」とも呼ばれています。 Webサーバーは自宅や事務所に独自に設置することも可能ですが、セキュリティー対策やパフォーマンスの管理、インターネット回線の確保、電気代など手間とお金がかかります。最近のホスティングサービスの料金を考えるとWebサーバーはレンタルサーバーを使い、WordPressの運用に注力するほうがよいでしょう。
レンタルサーバーの基本的チェック項目
レンタルサーバーを選ぶ最も重要なポイントは「WordPressがきちんと動作するか」ということです。 WordPressも他のアプリケーションと同じように、動作するのに必要な条件があります。安定した動作をするには、環境が整った業者のサービスプランを選択しておく必要があるでしょう。
少なくとも、次にあげるWordPressの最低動作要件は満たしておく必要があります。WordPressのバージョンごとの最低動作要件はWordPressのサイトに記載がありますので、随時チェックしましょう。執筆時点での最新バージョンである WordPress 3.6.1 での最低動作要件を紹介します。

  • PHP バージョン5.2.4以上
    PHPは動的にWebページを生成するWebサーバーの拡張機能の一つであり、一種のプログラム言語です。
  • MySQLバージョン5.0以上
    MySQLはSQL言語で操作するリレーショナルデータベースの一種です。
    投稿した記事や写真などを格納するのに使用します。
  • 設置できるデータベースの数
    WordPressの大原則は一つのデータベースに対して、WordPressは1つしかインストールできないことになっています。
    複数のサイトを立ち上げたい場合は、希望の数だけデータベースが準備できてる必要があります。または、後からデータベースの数を追加できるサービスがあるとよいでしょう。
  • 文字コードが「UTF-8」で運用されていること
    WordPressは、UTF-8をMySQLのデフォルト文字コードとしていますから、デフォルト文字コードがEUC-JPなどのMySQLの場合は、管理画面などで文字化けする場合があります。

2013年9月28日土曜日

WordPress を始めるための準備

WordPress を Webサーバーにインストールするために必要なソフトを準備しましょう

Webブラウザー

WebブラウザーとはWebページを閲覧するためのアプリケーションソフトです。
WordPressのインスロールファイルを入手するのも、WordPressのインストール後に設定や投稿をするのも、Webブラウザーから行うことが基本となります。 Webブラウザーは、WindowsのInternet Explorer、MacのSafali、その他 ChromeやFirefoxなどがメジャーなところです。
筆者のおすすめはGoogle Chromeですが、使い慣れたもので構いません。ブラウザーによって操作の違いはありません。
ただし、Internet Explorer6はおすすめできません。より快適に管理画面を使い、レイアウトなどの確認を行うためには最新のブラウザを使いましょう。

テキストエディター

テキストエディターは、テキストファイルを編集するためのアプリケーションソフトです。WordPressの様々なファイルを編集する際に必要となる重要なアプリです。 テキストエディターを使った編集時に気をつけなければならないのが、ファイルの保存形式です。
WordPress では、phpファイル、cssファイル、JavaScriptファイルなどを使用しますが、テキストエディターでそれ欄ファイルを編集し保存する際には、必ず文字コード「UTF-8」、バイト順マーク「BOMなし」で保存しなければなりません。この形式以外で保存したファイルは日本語が文字化けします。
 「UTF-8」「BOMなし」対応の主なテキストエディターは、Windowsでは「TeraPad」など、Macなら「mi」などですが、次に述べる「FTPクライアント」の機能も併せ持ったWindows、Mac共通の「AptanaStudio」というアプリも大変おすすめです。とても高機能な上に無料で使用可能です。

FTPクライアント

FTPクライアントは、パソコンからサーバーに接続して、ファイルのやり取りを行うためのアプリケーションソフトです。WordPressのインストール時に、ファイルのアップロードを行うための必須のソフトウェアです。

2013年9月27日金曜日

WordPress のバージョンと日本語版の関係

WordPress 日本語版

WordPress では WordPress.org から通称「本家版」といわれるファイルをダウンロードできますが、WordPress日本語ローカルサイト(ja.wordpress.org)では日本語言語リソースや、マルチバイト文字の取り扱いに関する不具合を解消するためのプラグインが同梱された、「WordPress 日本語版」が提供されています。
日本語版には、管理画面や設定ファイルの日本語化や日本語特有の不具合を解消するためのファイルが追加されているため、特別な理由がない限りこちらを利用しましょう。
本家版と日本語版の違いは(ja.wordpress.org/about-wp-jp)には以下のように記載されています。
オリジナル英語版(本家版)と日本語版との違い
オリジナル英語版と異なるのは以下のみです。

  • 日本語リソースの同梱
  • マルチバイト文字の取り扱いに関する不具合の累積的修正と強化を行うWP Multibyte Patch プラグインを同梱
  • 言語設定で日本語 (ja) を設定
  • 現地時刻の初期値を日本標準時(+9)に変更
  • フィード言語設定を「en」から「ja」に変更
  • インストーラファイルの翻訳
  • 国際化版デフォルトテーマとその日本語リソースの同梱
  • デフォルトプラグインの説明書きの翻訳
  • 日本語リソースでは翻訳できないエラーメッセージの翻訳
  • readme.html の翻訳

WordPress のバージョン

WordPress は約半年、または半年以内でメジャーアップデートが繰り返されています。現時点では3.5や3.6のように小数点以下一桁目がメジャーバージョンアップを示し、3.6.1や3.6.2などのようにその下の処す雨天第二位がバグフィックスを示すという、命名の規則に従ってつけられています。日本語版も本家版の追従する形で早いタイミングでバージョンアップされています。
WordPress のメージャーバージョンアップデートには機能の追加とバグフィックス、セキュリティーフィックスが同時に含まれています。このため、WordPressではセキュリティーホールを塞ぐ意味でも、速やかに最新バージョンにアップデートする必要があります。
実稼働サイトのアップデートには事前の検証作業が大切ですが、最近のWordPressは下位互換に注意が払われていますので、多くの場合は問題が起きないように配慮されています。
現在のWordPressには、ユーザー操作、それもワンクリックで簡単に日本語の最新バージョンにアップデートできる機能が備わっています。
アップデート時の注意点は本家版がアップデートされて日本語版がアップデートされるまでの数日間」は管理画面で本家版(英語版)にアップデートされるボタンが表示されますが、日本語版のアップデートの表示が出るまで、アップデートしないようにしてください。

日本語ドキュメント

日本語のドキュメントはWordPress Codex 日本語版から得ることが出来ます。WordPress Codex を有志が翻訳し、日本語圏特有の追加情報も掲載されているサイトです。
WordPress Codex は、WordPress の公式オンラインマニュアルであり、WordPress の百科事典を目指しています。 WordPress はオープンソースであるが故、開発者から一方的に提供されるドキュメントがありませんので、世界中の WordPress ユーザによって、進化し続ける WordPress に合わせてノウハウを蓄積し、マニュアルとして共有できるよう、日々執筆・更新が続けられています。

WordPress Codex 日本語版は、WordPress Codex(英語版)の和訳や、日本語ユーザ向けのノウハウ・資料などの情報を蓄積・整理し、日本語ユーザで共有しています。WordPress Codex 日本語版で書き起こした内容を英語版に反映したりもしています。 WordPress の進化はとても早く、書籍やウェブ上の検索で見つかる使い方の説明やリファレンス、カスタマイズ、プラグイン情報などは、バージョンが違うとそのままでは使えなかったり、機能が既に本体に組み込まれていたりといったことがよくあります。共同で Codex に整理して更新していくことにより、誰でも見つけやすく、最新バージョンに合った資料をまとめて読むことができます。

WordPress をはじめよう

WordPress.org で始めよう

WordPress にはサーバーにインストールして利用する形態の「WordPress.org」とWebサーバーもドメインも必要のないWebサービスとしての「WordPress.com」を利用する形態の二通りがあります。ここでは、サーバーにインストールして利用する「WordPress.org」について解説していきます。

サーバーとドメインを用意します

WordPress を利用する場合には、独自にサーバースペースとドメインを用意しなければなりません。サーバースペースは自宅や事務所に独自のサーバーを用意するか、レンタルサーバー(ホスティングサービス)と契約する必要があります。
WordPressが簡単に使える格安サーバー(月額100円〜300円)もあれば、制約はありますが無料のサーバーもあります。 レンタルサーバーと契約する際には、業者やプランによって作業内容や難易度が違ってきます。 サービスの選択が的確であれば、WordPressの導入がとても簡単に行えますので、サーバー選びがWordPress導入の一番の難関とも言えるでしょう。

2013年9月26日木曜日

WordPressとの関わり方

ユーザーとして無料で楽しむ

一人のユーザーの視点から WordPress を見ると、無料で気軽に試せるのは大きなメリットと言えるでしょう。気軽にチャレンジして、万が一うまくいかなかったとしても、ダメージはほとんどないからです。
仮に一度挫折したとしても、再チャレンジは容易です。何故なら、WordPress はユーザーが多いため、ノウハウや資料といった様々な情報は数々の書籍やインターネット上に豊富にあるからです。
WordPressの使い方を綴ったブログや、入門書などの書籍を参考にして導入してもよいでしょう。
もしかしたら、身近に詳しい人がいるかもしれません。
このブログでも順を追って導入の手順を記事にしていくつもりです。ぜひ、参考にして下さい。
とにかくやってみることが肝心です。そのためのハードルはできるだけ低い方がよいので、WordPressはチャレンジに最適な存在なのです。Webクリエイションの楽しさを、無料で楽しみましょう!

開発者としてWordPressに関わってみよう

もっとWordPressを知り尽くしたいと考える旺盛な好奇心をお持ちの方は、WordPress を使ってビジネスを考えてみるのもよいかもしれません。すでにWeb制作の仕事に携わっている人ならなおさらです。WordPressでWebサイトを構築することのメリットは必ず体験しておいて損はありません。

クライアントに対して、WordPressでWebサイトを作成することを提案してみるのもおすすめです。
自分でWebサービスやWebサイトを立ち上げてみるのもよいでしょう。さらに、WordPressを使ったWebサイトの構築パッケージをサーバーとセットで用意するのもよいかもしれませんね。
オープンソースライセンスのWordPressは、条件さえ満たせば改造することも商用利用することも許可されています。
WordPress を利用すれば低予算で新しいビジネスモデルが簡単に作成できることでしょう。

2013年9月25日水曜日

WordPress の世界

開かれたWordPressコミュニティー

WordPress というプロジェクトが目指すものは、フリーでありオープンであり続けることが保証されたWebクリエーションです。この明確な目標に向かって数多くのコミュニティーが最大限に活動し、活用され続けています。
WordPressコミュニティーは一部のWordPress開発者やテーマやプラグインのクリエイターたちだけが属する閉じられた集団ではありません。WordPressのコミュニティーは全世界すべてのユーザーたちに対して開かれています。
インターネットという世界が今後も進化し続ける限り、WordPressというプロジェクトは、Webで何かを創造したいと考える人々の手で発展し続けるでしょう。

WordPressから生まれる様々な派生技術

WordPressをテクノロジーとしての側面からとらえた場合、単なるブログツールとしてだけの役割は既に終わり、広範囲な用途に適したCMSとしての発展を遂げています。 さらに、WordPressというCMSは、そのテクノロジーをコアにして多くの連携するWebサービスや派生したアプリケーションを生み出しています。

代表的なものだけでも「BuddyPress」や「Gravatar」「IntenseDebate」といったプロジェクトが存在します。 WordPressと組み合わせることによって一般的なWebサービスはほとんどのことが、実現可能になっています。 さらに機能を拡張するプラグインや、カスタマイズされたWordPressを含めるとその組み合わせは無限に存在します。
WordPressというコア技術が、オープンでありかつ優れているからこそ拡張され続け、今後を発展し続けていくのです。

2013年9月24日火曜日

WordPress が能力を高めてくれる

WordPress に関わることで高まる能力

WordPres の自由度の高さは、無限のカスタマイズの幅を与えてくれます。カスタマイズにチャレンジすることは、様々な知識を身につけることで結果的に自分自身のスキルを高めることになるのです。 高めた能力や身につけた知識は、WordPrss のコミュニティーへの恩返しに使うこともできます。

恩返しの仕方は様々で、プログラミングの得意な人はWordPressの開発に参加することや、プラグインの開発を行うこともできるでしょう。 必要とされるのはプログラミングの能力だけではありません。デザインの能力を活かしたいのであれば、スタイリッシュなテーマを作成して公開するのもよいでしょう。 外国語に堪能な方は、数多くの日本語化されていないファイルをローカライズするのも必要とされている作業の1つであることは間違いありません。 このブログのようにWordPressの使い方を解説するブログを公開することも、能力を還元するスタイルの1つでしょう。

無料で高められた能力で貢献する

このように、WordPressに関わることによって高められた自分の能力を必要とされる場所に還元することこそが、WordPressを生み出したオープンソース文化の神髄ではないでしょうか。 フリーでありオープンであるWordPressは「無料」であると同時に「自由」であるのです。無料で得られるメリットを最大限に生かして、自由であるための対価について考えてみましょう。

2013年9月23日月曜日

専門知識がなくてもはじめられる WordPress

初心者に優しいWordPress

WordPressはWebサイトの構築・運用・管理を行うためのツールです。扱えるサイトは個人用のブログから大規模な商用サイトまでと多種多様です。WordPressを使いこなして、趣味に仕事に活かしましょう。
WordPressを利用するには、htmlやphp,cssなどのwebの専門知識が必要だと思い躊躇している人もいることでしょう。WordPressをはじめるには、たいした専門知識は必要ありません。 少しだけハードルが高いのはWordPressをサーバーにインストールする作業でしょう。
しかし、大半の格安レンタルサーバーではワンクリックインストールでWordPressのインストールがすべて終了します。 ワンクリックインストール(簡単インストール)に対応していないサーバーを利用する場合でも、じっくり時間をかけて手順を確認しながら進めば決して難しい作業ではありません。
当サイトでもインストールの手順を最新のWordPressを例に解説します。 手順通り、一つずつ確実に行えば必ずうまくいきます。 インストールさえクリアすれば、あとはWebブラウザーから管理画面にアクセスして、設定を変更したり投稿記事を入力するだけでWordPressのサイトができていきます。
さらに、Webサイトの見た目のデザインを変更できるテーマを入れ替えるのも、管理画面から行えます。決して難しい操作は必要ありません。

上級者には奥深い

スタートするだけならとても簡単で、多くの初心者に対して間口の広いワードプレスです。
しかし、さらに極めていこうと思えばどこまでも自由度が高く、かなり奥深いシステムです。 WordPressそのものがPHPという言語で書かれているわけですから、理論上PHPのプログラミングがわかればWordPressを好きなように改造できる訳です。
PHPは利用者のとても多いスクリプト言語です。入門用の資料も、書籍、ネットを問わず数多く揃っています。PHPを習得することは、WordPressのカスタマイズの幅、可能性を飛躍的に広げてくれるでしょう。 WordPress本体を改造するのは荷が重くても、テーマやプラグインを改造したり、オリジナルのテーマを作成することなら簡単にできます。
PHPがわからないとWordPressを触れないのではなく、WordPressをさわってるうちにPHPがわかるようになっていきます。 カスタマイズを自在に行うためには、HTML、PHP、MySQL、スタイルシート(CSS)、JavaScriptなどの知識を身につけていくことになります。
最初からすべての知識を完璧に身につけておく必要などないということです。

2013年9月22日日曜日

2種類の WordPress

WordPress.org と WordPress.com

一口に「WordPress」と言っても、実際には2種類のWordPressがあります。WordPress一式をダウンロードして自分で用意したwebサーバーにインストールして使用する「WordPress.org」と、Webサービスとして利用する「WordPress.com」があります。
 「WordPress.com」は無料でアカウントを作成することによって、すぐにWordPressが利用できます。普通に利用するのは無料ですが、Webサイトの容量によっては有料のプランが用意されています。Webサーバーを用意できない場合は、とりあえず利用してみるのもよいでしょう。 特に断りのない場合「WordPress」という単語は「WordPress.org」をさします。
WordPress.com の無料アカウント
無料のアカウントを作成するために必要なものはメールアドレスだけです。 自分の WordPress.com のアドレス(例えば you.wordpress.com) 無料&カスタマイズできる60以上の魅力的なテーマの利用(CSSコードのカスタマイズ不可等の制限あり) 3GBのファイル(写真など)保存容量(ブログの記事は無制限に書けます) めったにないことですが、Google テキスト広告を表示することがたまにあります。
WordPress.com のプレミアムアカウント
必要なものがすべて詰まったアップグレード
料金:年間12,900円
アップグレードに含まれるもの

  • 無料ドメインクレジットを使って、ブログにカスタムドメインを利用できます (「wordpress.com」をドメインに含まないアドレスを使えるようになります) 。
  • VideoPress を活用して HD 画質の動画をブログのダッシュボードから直接アップロードできます。広告宣伝ロゴなどが入らない動画を好きなだけ表示しましょう。
  • カスタムデザインアップグレードを使えば、カスタムフォント・カラーを選んだり、CSS エディターを使って細かい編集を加えたりできます。
  • 広告非表示アップグレードで、ブログの全ページに広告が表示されなくなります。
  • 10GBの追加容量で、画像・音声・動画ファイルをたっぷりアップロードできます。

2013年9月21日土曜日

WordPress のしくみ

PHP と MySQL

ワードプレスはPHPという言語とMySQLというデータベースシステムで動くCMSです。CMS(コンテンツマネジメントシステム)という名前が示す通り「システム」ですので、通常のHTMLのような静的なWebサイトとは、作り方も表示され方も大きく異なります。
 一番重要で根本的な違いは、WordPressは個々のページをファイルとして1ページ1ページ作成していくのではないということです。通常のWebサイトであれば「abc」というページは「abc.html」や「abc.php」というファイルをサーバの指定の場所(任意のパス)に保存することで作成・表示されます。ユーザーはそのページ(ファイル)の場所(パス)をURLというかたちでWebブラウザに入力することで表示・閲覧するわけです。
 WordPressの場合は、個々のページで表示される内容(データ)は、テンプレートファイルとデータベースに分けて保存されます。ページに必要な情報のうちレイアウトやデザインに関するものは「テンプレートファイル」に記述されます。画像やテキストのどのようにそのページのコンテンツに関わるは、管理画面を通してデータベースに格納します。そして、実際にその画面が表示されるときにデータベースから呼び出されたコンテンツの内容がテンプレートファイルの指示に従って表示される訳です。
 ただブログを書くだけであれば、このようなWordPressの仕組みを意識する必要はほとんどありません。しかし、WordPressを本格的なCMSとして本格的に活用し、カスタマイズするためには、WordPressがどのような仕組みでコンテンツを表示しているのか、動作しているのかを理解しておく必要があります。

管理画面

記事や画像といったコンテンツはすべて管理画面から投稿します。管理画面にはIDとパスワードがなければアクセスできません。

データベース

投稿したコンテンツは直接ページに書き込まれるのではなく、サーバー内にあるMySQLというデータベースに保存されます。データベースにはすべての記事のデータやサイトに関する情報が保存されます。 管理画面からはデータベースにデータを書き込んだり、すでに書き込まれたデータを編集や削除したりします。

テーマ

ユーザーがアクセスするサイトで重要な役割を果たすのが「テーマ」です。さいとxの見た目やレイアウトはテーマファイルにより決定されます。
 サイトを実際に表示するのは「テーマ」の中にある「テンプレートファイル」です。ユーザーからのリクエスト(URL)に従って必要なデータをデータベースから呼び出し、そのデータをテーマ内のテンプレートファイルを使って表示します。
テンプレートファイルには、画面を表示するためのHTMLと、データベースからデータを呼び出して表示するためのPHPが記述されています。サイトをカスタマイズするためにはこのテンプレートファイルを編集していきます。
サイトを表示している実体のファイルは、ワードプレスフォルダ内にある「index.php」ただ一つだけです。ワードプレスフォルダ内にある「index.php」は様々な動きをします。ユーザーからのリクエスト(URL)に従って必要なデータをデータベースから呼び出し、そのデータをテーマ内のテンプレートファイルを使って表示します。テンプレートファイルには画面を表示するための設計図のようなものが書かれていますが、それを使って実際に画面を表示しているにはです。「index.php」です。

WordPressの機能を拡張する

WordPressの機能を拡張する「プラグイン」カレンダーやコメントといった記事以外のコンテンツを簡単に管理できる「ウィジェット」という仕組みがあります。プラグインやウィジェットはサイトの画面に関するものですが、実際にはこれらの設定も管理画面から行います。

2013年9月20日金曜日

WordPress とは

WordPressは、オープンソースで提供されているCMS(Content Management System)・ブログです。

CMSとしてのWordPress

もともと、ワードプレス(WordPress)とはブログアプリケーションとして開発され発展してきました。その後、ワードプレス(WordPress)が世界中で高い評価を受け、ユーザーが増えるに従いブログとしてだけではなく、より多彩なコンテンツをコントロールするためのアプリケーションとして要望が高まっていきました。そこで、ワードプレス(WordPress)はオープンソースであるが故に、バージョンアップの過程でそれらの多彩な要望を取り入れ、バージョンアップを重ねコンテンツマネジメントシステム(CMS)として変貌を遂げ発展してきたのです。
主に、日記などを掲載する「ブログ」として多くのサイトで利用されてきましたが、最近のワードプレス(WordPress)は、かなり複雑なサイトでも構築することが可能なCMSとしての機能が充実してきました。たくさんの無償のプラグインにより、高度なサイトの構築も可能となりました。それでもなお、簡単なブログサイトを構築したい場合はあっという間にできてしまうほど、単純で洗練されたシステムに出来上がっています。
このように複雑なCMSにも簡単なブログにも柔軟に対応できるアプリケーションは、それも完全に無料で、ほかにはないと思います。

WordPressの世界

WordPressの大きな魅力の1つがコミュニティーです。WordPressはオープンソースコミュニティーによって支えられています。WordPress本体はもちろんのこと、WordPressに様々な機能を追加できるプラグインや、数々の美しく洗練されたテーマなどが、世界中のユーザーによって作られ、無償で配布されています。
ネット上には様々なコミュニティーが存在します。ブログ・CMSツールにもMovable TypeやXoops、Joomlaなど多彩なコミュニティーが存在します。それぞれのコミュニティーにはそれぞれの特徴や良さがありますが、WordPressとそのコミュニティーが世界中で高い評価を受けてることは間違いがありません。
これは、WordPressがオープンソースでありながら、高い信頼性と安定性を持つことの保証となるでしょう。
有償のアプリと違いサポートがないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、有償のアプリのサポートは完璧でしょうか?ネット上にはGoogleやFacebook、Twitter、Evernote、Lineと様々なカテゴリーのあげたらきりがないほどの優れたサービスがどれほどあるでしょうか?WordPressもその1つだと思います。
単独の企業が限られた技術者で開発を行っている有償のアプリの方が企業の都合で開発が打ち切られたり、度重なるバージョンアップで多額な費用がかかったりと不安材料はいっぱいでしょう。
WordPressはある日突然、開発が打ち切られたりバグによって動かなくなるといったことはまずおこらないと言えます。