PHP と MySQL
ワードプレスはPHPという言語とMySQLというデータベースシステムで動くCMSです。CMS(コンテンツマネジメントシステム)という名前が示す通り「システム」ですので、通常のHTMLのような静的なWebサイトとは、作り方も表示され方も大きく異なります。一番重要で根本的な違いは、WordPressは個々のページをファイルとして1ページ1ページ作成していくのではないということです。通常のWebサイトであれば「abc」というページは「abc.html」や「abc.php」というファイルをサーバの指定の場所(任意のパス)に保存することで作成・表示されます。ユーザーはそのページ(ファイル)の場所(パス)をURLというかたちでWebブラウザに入力することで表示・閲覧するわけです。
WordPressの場合は、個々のページで表示される内容(データ)は、テンプレートファイルとデータベースに分けて保存されます。ページに必要な情報のうちレイアウトやデザインに関するものは「テンプレートファイル」に記述されます。画像やテキストのどのようにそのページのコンテンツに関わるは、管理画面を通してデータベースに格納します。そして、実際にその画面が表示されるときにデータベースから呼び出されたコンテンツの内容がテンプレートファイルの指示に従って表示される訳です。
ただブログを書くだけであれば、このようなWordPressの仕組みを意識する必要はほとんどありません。しかし、WordPressを本格的なCMSとして本格的に活用し、カスタマイズするためには、WordPressがどのような仕組みでコンテンツを表示しているのか、動作しているのかを理解しておく必要があります。
管理画面
記事や画像といったコンテンツはすべて管理画面から投稿します。管理画面にはIDとパスワードがなければアクセスできません。データベース
投稿したコンテンツは直接ページに書き込まれるのではなく、サーバー内にあるMySQLというデータベースに保存されます。データベースにはすべての記事のデータやサイトに関する情報が保存されます。 管理画面からはデータベースにデータを書き込んだり、すでに書き込まれたデータを編集や削除したりします。テーマ
ユーザーがアクセスするサイトで重要な役割を果たすのが「テーマ」です。さいとxの見た目やレイアウトはテーマファイルにより決定されます。サイトを実際に表示するのは「テーマ」の中にある「テンプレートファイル」です。ユーザーからのリクエスト(URL)に従って必要なデータをデータベースから呼び出し、そのデータをテーマ内のテンプレートファイルを使って表示します。
テンプレートファイルには、画面を表示するためのHTMLと、データベースからデータを呼び出して表示するためのPHPが記述されています。サイトをカスタマイズするためにはこのテンプレートファイルを編集していきます。
サイトを表示している実体のファイルは、ワードプレスフォルダ内にある「index.php」ただ一つだけです。ワードプレスフォルダ内にある「index.php」は様々な動きをします。ユーザーからのリクエスト(URL)に従って必要なデータをデータベースから呼び出し、そのデータをテーマ内のテンプレートファイルを使って表示します。テンプレートファイルには画面を表示するための設計図のようなものが書かれていますが、それを使って実際に画面を表示しているにはです。「index.php」です。
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